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Date: 2001/09/24 - 09/27 Camera: Olympus C-2020Z + Wideconverter 付記:台北の観光情報は、 「旅々台北.com」が便利である。 |
オレンジ色に光るのは。 如月氏が台北訪問の際に食した 現地のファーストフード。 さて、停留所に降りた我々の目に最初にとまったのは、 見覚えのあるオレンジ色の看板であった。 全世界展開しているらしい。 米国の狂牛病騒ぎのあおりを受け 日本の吉野家が牛丼販売をストップしてすでに久しい。 今、この文章を書いている時点で 多くの日本人達はすでに一年以上も牛丼を口にしていないのだ。 どうしても食べたくなったら、台北に行くことをおすすめしよう。 季節にもよるが、格安往復券なら二万円そこそこで購入可能だ。 とはいえ、失われて初めて気づく牛丼のありがたさを自覚することなど 想像だにしなかった当時、我々は 「外国に来てまで牛丼食うなんてお馬鹿さんのすることだよな。」 と明確に如月氏のことをさして冷笑しつつ、その場を通り過ぎたのであった。 まさかこのホテルで… エレベータから我々が降りると、 一人の中年男性が無線機のようなものを持って、 ホールをうろついていた。 通り過ぎる我々を見て、にやけた笑顔を送っている。 これといって気にすることもなく部屋に入り、 荷物を下ろしてくつろいでいると、誰かがドアをノックしてきた。 「はいはーい。」 警戒心など持ち合わせていなかった我々は、 ホテルの従業員だろうと思い、無防備にも確認することなくドアを開けた。 わずかに開いたドアのすきまから、するすると入り込んできたのは、先ほどの男である。 にやけた顔のまま、何事かをぺらぺらと話している。 英語と中国語と日本語のようだが、あまりよく聞き取れない。 片言の日本語を何とかつなぎ合わせるに、氏曰く 「兄ちゃん兄ちゃん、女子大生おるで。買うてえな。」 ということであるらしい。 その内容を察した私は赤くなってすくんでしまったが、 Tき君はずかずかと男のところへ近づくと、 「うちら貧乏学生なんで、金ないんですわ。すんませんな。」 と言い放った。 明確な拒絶の言葉を聞くと、男はまたにやにやと笑いながら後退し、 姿を消したのであった。 それから二日間、我々は同じ部屋に投宿したが 斡旋業者が現れることはなかった。 やはり、何事も金と言うことである。 夜の屋台 もう一度同じところを歩いても、やはり同じ結果にしかならないだろう。 いっそ河岸を変えてみることにした。 そうすれば気分も変わり、勇気も出るだろうし、入りやすい店もあるかもしれない。 そう考えた我々は、台北名物の夜市へ繰り出すことにした。 (次のページへ) |
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