からくりパノラマ陳列台
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■伊予鉄道路面電車道後駅構内

■解説

あまり知られていない事実だが、 松山を走っていた「ぼっちゃん列車」は 全国で初めての 軽便鉄道だった。 道路交通が発達した現在、 大人達の多くが車を利用し、 子供達にとって狭い松山は自転車で十分に事足りるため、 路面電車が市民の足として活躍する機会は少なくなったが、 戦前は「便利この上なし」ということで 大成功を収めていたという。
ところで、 松山の姉妹都市であるドイツ・フライブルクをはじめ、 ヨーロッパの多くの都市では 依然、路面電車が市民交通の主役である。 政治システム、文化的相違など 単純に比較できるものではないし、 すぐさまに取り入れることも勧められないが、 人々にやさしい交通システムは 確かに存在するらしい。